小児科医の書庫:72歳の夢
◆ コベルリンフィル Berliner Philharmoniker のヨーロッパコンサートは毎年創立記念日に公演
◆ イタリア・シチリア島 パレルモの【マッシモ劇場】
◆ 会場にちなんで、アンコール曲は[シチリア島の夕べの祈り]序曲
◆ ヴァイオリン:ギル・シャハム & 安永 徹 さん!
◆ アバドは全て暗譜での指揮!
◆ ギル・シャハムの J.S.Bach 無伴奏を BS-hi で録画視聴+ 生は未体験
◆ 安永 徹 さんは、退団後、♪兵芸小ホールで、奥様のピアノで公演:視聴+
◆ 20年前のエマニュエル・パユさん(白髪がなく)貴公子!鳥取に来演・視聴+
◆ 小澤征爾もクラウディオ・アバドも生体験が皆無の人生♪ 幸い、映像と良質の録音で、聴き惚れています。
ルツェルン音楽祭でのアバド指揮の数々の名演もですが、とにかくライブが強いのは小澤も同じ
対比的にカラヤンは(フィルハーモニア指揮の若い時代を除き、)ベルリンフィルの演奏は 今流なら AI 指揮で、とくに、ベートーヴェンやブラームスは面白くない!
自宅で、N響定期を初めて指揮した際のクリストフ・エッシェンバッハのブラームス4曲を改めて聴いて、情感が揺さぶられました。冒頭、N響の団員がインタビューに「カリスマ指揮者だから可能なのでしょうが、楽譜にない演奏を見事に・・・」的な感想を話しており(いつもなら聞かないのですが、過日初めて感想部分を聞き)、共感した次第でした。
小生の今後の課題ですが、カラヤンの声楽が入るオペラの指揮は現時点では評価不能です。
小澤談:カラヤン先生がね、オーケストラ指揮とオペラは両輪だと強調し、教えてくれた。それまで、オペラを指揮する機会がなくてネ。
小澤談(先日、サイトウキネンオーケストラを指揮した2008年の際):「斎藤先生の教えを受けていない若い人や、世界の一流の人が加わり、良い演奏はできる。そして、それを維持するのが難しい。同じ水準の演奏となれば、綻びが出る。より良い演奏を常にめざすこと、これが難しいんだ」~劇団四季の[慣れ・ダレ・崩れ 去れ!]に共通する観点
大野和士談(ベルギーの王立モネ劇場~フランス国立リヨン歌劇場時代):「自身の気が低下した状態で指揮すると、次から、声がかからなくなる。常に、研鑽を強いられるんだよネ!」
で思い出した佐渡さん:ベルリンフィルの団員が佐渡さんを評価し、定期演奏会指揮者として招いた際のこと~♪兵芸定期が前座公演で、武満とショスタコ5番を演奏し、稀有なことに(NHKが信頼されていたからと評しているが)リハーサル風景から撮影を始め、団員から「指揮者として、どうしたいのか?その程度なら、指揮者なしでも演奏できる」と厳しく辛辣な発言場面もあり、冷や冷やしつつ視聴した次第。佐渡さんは第2楽章について「鎮魂・祈り」と回答し、(鎮魂・祈りとなれば、受けざるを得なくなってか)本番の演奏となった。終演後、コンマスの樫本大進が「良かったんじゃないですか」と、インタビューに答えてはいたが・・・。が、その後はベルリンフィルから声がかからず今に至っている。
◆ 当直の合間:研修環境 / 医局 2023/8/30夜-31早暁(水-木)